2026年5月23日(土)14:00、エディオンピースウイング広島にてJ1百年構想リーグWESTグループ第18節、サンフレッチェ広島対名古屋グランパスが行われる。地域リーグラウンドの最終節となるこの試合は、京都戦4-0勝利で2連勝中の広島と、前節C大阪に1-6の大敗を喫した名古屋(勝点31・2位)の上位対決だ。第7節(3/18 豊田スタジアム)では1-2で逆転負けを喫した広島にとってリベンジマッチ。一方の名古屋は、首位神戸との勝点1差を縮めるためにも勝点3が必要不可欠で、アジアの舞台への切符をかけた一戦となる。全席完売の大注目試合だ。
試合概要
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ WESTグループ 第18節 |
|---|---|
| 日時 | 2026年5月23日(土)14:00キックオフ |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 対戦 | サンフレッチェ広島(ホーム)vs 名古屋グランパス(アウェー) |
| 放送 | DAZN |
| チケット | 全席完売(車いす席・リセール販売分除く) |
| 同時開催 | 「明治安田presents 超熱狂 WOMEN’S SPORTS 大万博」 |
広島の現状|京都4-0圧勝で2連勝。地域リーグラウンド最終節を勝利で締めくくれるか
前節(5/17)の京都戦は4-0という快勝。中村草太の今季2点目となる先制弾を皮切りに、後半に鈴木章斗・加藤陸次樹・松本泰志のゴールが続いた。前々節のG大阪戦(1-0勝利)と合わせて2連勝中で、勝点を27に積み上げている。シュート数18・コーナーキック10と内容でも完全に圧倒した試合だった。
今節は中5日と十分な準備期間を確保できた。GW以降の過密日程がようやく落ち着き、コンディションも完璧に近い状態で名古屋戦に臨める。京都戦でゴールを記録した中村草太・鈴木章斗・加藤陸次樹の前線3人の好調が続いており、東俊希のクロスから生まれる攻撃パターンも機能している。地域リーグラウンドの最終節をホームで勝利し、プレーオフラウンドへ最高の流れを作りたい。
広島の直近5試合
| 節 | 対戦 | 結果 | スコア |
|---|---|---|---|
| 第14節 | 岡山(A) | ● | 0-1 |
| 第15節 | 神戸(H) | ●PK | 1-1(PK 4-5) |
| 第16節 | G大阪(A) | ○ | 1-0 |
| 第17節 | 京都(A) | ○ | 4-0 |
| 第18節 | 名古屋(H) | — | — |
名古屋グランパスの現状|C大阪1-6で大敗から立て直し急務。アジア切符を懸けた最終節
ハイロ・ペトロヴィッチ監督(通称ミシャ)就任1年目の名古屋は、第14節〜第16節の3連勝で一時は単独首位に立った。山岸祐也が前節京都戦でハットトリックを達成するなど好調の象徴的な選手も生まれていた。しかし第17節(5/17)のC大阪戦で1-6という今季最多失点での大敗を喫し、勝点31のまま2位に転落。首位神戸との差は勝点1となり、最終節での勝利が絶対条件となっている。
名古屋にとっての痛手は負傷者の続出だ。前々節の京都戦で中山克広・原輝綺が連続して負傷交代、稲垣祥もアディショナルタイムに負傷退場。稲垣は前節C大阪戦もメンバー外となった。藤井陽也・高嶺朋樹も練習を欠席する場面があったとの報道があり、コンディション面で苦しい状況での広島戦となる。
それでも、FW木村勇大が前節C大阪戦で今季8点目を記録するなど攻撃陣には依然として迫力がある。「広島戦は勝つだけ」と前節後にコメントした木村のように、アジア(ACL)の切符を懸けて全力で広島ホームに乗り込んでくる。
名古屋の直近5試合
| 節 | 対戦 | 結果 | スコア |
|---|---|---|---|
| 第13節 | G大阪(H) | ○PK | 0-0(PK勝) |
| 第14節 | 岡山(A) | ○ | 1-0(連勝開始) |
| 第15節 | 福岡(H) | ○ | 2-0 |
| 第16節 | 京都(H) | ○ | 3-0(山岸ハットトリック) |
| 第17節 | C大阪(A) | ● | 1-6(今季最多失点) |
今季直接対戦の振り返り|第7節(3/18・豊田スタジアム)
今季1戦目は3月18日の第7節、豊田スタジアムでの一戦。名古屋が2-1で勝利した。試合は前半5分に山岸祐也が早々と先制するも、前半42分に鈴木章斗が同点弾。後半75分には木村勇大が決勝点を奪い、名古屋がホームで勝点3を獲得した。
広島にとっては鈴木章斗の同点弾で追いついたものの、終盤の失点で勝点を逃した悔しい試合だ。今節はホームでのリベンジマッチ。第7節と同じく木村勇大・山岸祐也が出場すれば、広島3バックがどう対応するかが最大の見どころとなる。

注目の対決ポイント3つ
① 山岸祐也・木村勇大 vs 広島3バック
今節最大の警戒対象は名古屋の2大ストライカーだ。山岸祐也は今季9得点(第7節の広島戦でも先制弾)、木村勇大は今季8得点とリーグ屈指のフィニッシャー。第7節では2人ともゴールを記録しており、佐々木翔・山﨑大地・塩谷司の広島3バックがどれだけこの2人を制限できるかが守備面の最重要課題だ。前節C大阪戦で6失点と崩れた名古屋だが、攻撃力は健在で広島も油断はできない。
② 中山・原・稲垣の負傷離脱が名古屋に与える影響
名古屋には大きな懸念がある。前々節京都戦で中山克広・原輝綺が負傷退場、アディショナルタイムには稲垣祥も負傷でピッチを後にした。稲垣は前節C大阪戦もメンバー外となり、ボランチの代役起用となった内田宅哉がパスをカットされて失点に繋がるなど、組織のバランスを欠いた試合となった。今節も主力数人の欠場が予想され、名古屋にとっては苦しい台所事情。広島にとってはこのコンディション差を利用できるか。
③ 広島の「決定機を仕留める力」が継続するか
前節京都戦の4-0、前々節G大阪戦の1-0と、ここ2試合の広島は「勝負どころでゴールを決め切る」サッカーを実現できている。GWの連敗時代から脱却し、複数の得点源(中村草太・鈴木章斗・加藤陸次樹・東俊希・松本泰志)が形成されている。今節も先制点を奪い、ホームの大声援を背に主導権を握り続けたい。第7節のように先制されると押し戻すのは難しいため、序盤の入り方が試合の行方を左右する。
広島の注目選手
中村草太(MF):前節の京都戦で今季2点目(G大阪戦以来)の先制弾。右サイドからの仕掛けと冷静なフィニッシュで攻撃の起爆剤になっている。第7節も出場しており、今節も先発が予想される。
鈴木章斗(FW):第7節の名古屋戦で同点弾を決めた選手。前節京都戦でも2点目を記録しており、名古屋戦への相性は良い。木下康介の状態次第ではスタメンの可能性が高い。
加藤陸次樹(MF/FW):前節京都戦で今季3点目を記録し2試合連続ゴール。神戸戦のヘディング先制弾以来絶好調を維持しており、ホームの大声援を背にさらにゴールを積み重ねたい。
名古屋の注目選手
山岸祐也(FW・11番):今季9得点のチーム得点王。第7節の広島戦でも先制弾を奪った要警戒選手。京都戦ではハットトリックを達成するなど、決定力が際立つベテラン。広島守備陣の集中力が問われる。
木村勇大(FW・22番):今季8得点で得点ランキング3位タイ。第7節の広島戦では決勝弾を奪った。前節C大阪戦でも今季8点目を記録し、25歳のストライカーが好調を維持。「広島戦は勝つだけ」と意気込みを明かしている。
マテウス・カストロ(FW・10番):名古屋の攻撃のキーマン。ドリブル突破とテクニックで広島守備陣を揺さぶる可能性がある。負傷で出場が不安定な選手も多い中、出場できればキープレーヤーとなる。
Sanfrecce Focus の予想と見どころ
今節は「2連勝中の広島」と「6失点大敗から立て直しを図る名古屋」という構図だ。コンディション・モメンタム・ホームアドバンテージ、すべての点で広島が優位に立つ。一方の名古屋は負傷者の続出という大きなハンデを抱えながらも、アジアの切符をかけた背水の陣で挑んでくる。
広島が勝つシナリオは、前節京都戦と同じく前半から積極的にゲームを支配し、早い時間帯に先制点を奪うことだ。第7節(豊田スタジアム)の苦い記憶があるように、山岸祐也・木村勇大の決定力には常に警戒が必要。最後まで集中力を切らさず守り切れるかが鍵となる。
地域リーグラウンドの最終節、全席完売の大舞台で広島がリベンジを果たし、3連勝でプレーオフラウンドに繋げられるか——ガウル監督の「良いサッカー」が結果に結びつく一戦に期待したい。エディオンピースウイング広島での大きな勝利を、サポーター全員で後押ししよう。
取材・文:Sanfrecce Focus編集部
最新のJリーグ順位表
最新の順位表を読み込み中...
