2026年5月6日(水・祝)15:00、エディオンピースウイング広島にて明治安田J1百年構想リーグWESTグループ第15節が行われ、サンフレッチェ広島はヴィッセル神戸と1-1で90分を終え、PK戦へ突入。4-5で敗退し、今節もホームで勝点1のみの獲得となった。前半43分に加藤陸次樹の今季2点目となるヘディング弾で先制しながらも、後半18分(63分)に途中出場の小松蓮に同点ゴールを許す。スタッツはSH19本・CK6本と広島が圧倒したものの、GK権田修一の好セーブ連発に阻まれ続けた。第13節の福岡戦に続き今季2度目のPK敗退という、悔しさが積み重なる結果となった。
試合概要
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ WESTグループ 第15節 |
|---|---|
| 日時 | 2026年5月6日(水・祝)15:00キックオフ |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 結果 | サンフレッチェ広島 1-1(PK 4-5)ヴィッセル神戸 |
| 得点 | 前半43分 加藤陸次樹(広)/ 後半18分(63分)小松蓮(神) |
| スタッツ | SH 19-9 / CK 6-1 / FK 8-8 |
広島スタメン
GK 大迫敬介 DF 佐々木翔・山﨑大地・塩谷司 MF 中野就斗・川辺駿・中島洋太朗・東俊希・中村草太 FW 加藤陸次樹・木下康介
主な交代:加藤陸次樹→72分、中村草太→75分・81分、山﨑大地→77分、中島洋太朗→81分
前半|加藤陸次樹が今季2点目となるヘディング弾で先制
神戸は前半、ロングボールを多用して広島の守備ラインを押し下げようとしたが決め手を欠き、逆に広島ペースで試合が進んだ。広島は川辺駿と中野就斗が中盤でリズムを作りながら、木下康介と加藤陸次樹の2トップが前線に起点を作り続けた。
そして前半43分、待望の先制点が生まれた。東俊希が左サイドから供給した鋭いクロスに、加藤陸次樹がヘディングで合わせてゴール。加藤にとって第11節長崎戦以来となる今季2点目で、連敗中のチームに大きな勢いを与える先制弾だった。
1-0のリードで前半終了。しかしこの時間帯に追加点を奪えなかったことが後半の展開に影を落とすことになる。
後半|神戸が3バックへ変更。権田が壁に、小松蓮の同点弾で試合が振り出しに
ハーフタイムにスキッベ監督が動いた。神戸は後半から3バックへシステムを変更し、小松蓮を投入。布陣変更で守備を安定させながら前線に起点を作る狙いだ。
後半に入っても攻撃面では広島が圧倒した。しかし立ちはだかったのはGK権田修一だった。広島の決定機を次々とセーブし続け、神戸のゴールを守り抜いた。広島は木下康介・中島洋太朗・中村草太らが絡む攻撃でゴールを狙い続けたが、権田の壁は厚かった。
そして後半18分(63分)、神戸が均衡を破った。後半から出場した小松蓮が広島DFの隙を突いてGKと1対1の好機を作り、左足でゴールへ冷静に流し込んだ。小松の今季4点目、値千金の同点弾でスコアは1-1となった。
広島はその後も攻め続け、最終的にSH19本・CK6本と圧倒したが、権田の壁を越えることができないまま90分が経過し、またもPK戦へ突入となった。

PK戦|4-5で神戸が制す。今季2度目のPK敗退
百年構想リーグの規定によりPK戦へ。第13節の福岡戦(PK3-4)に続き今季2度目のPK戦を迎えた広島だったが、結果は4-5で神戸が制し、広島は3試合で勝点わずか2という苦しい状況が続いた。
神戸はこのPK勝利で3試合ぶりの白星となり、勝点を28に伸ばした。広島の勝点は21のまま。SH19本・CK6本で圧倒しながらも勝点3を取れないもどかしさがあらためて浮き彫りになった。
試合の総評|SH19本・CK6本で引き分けという現実
シュート19本、コーナーキック6本と内容では広島が明らかに神戸を圧倒した試合だった。それでも勝点は1。課題は一貫して「決定機を決め切れないこと」と「権田のような守護神の壁を破れないこと」の2点に集約される。
一方、加藤陸次樹の今季2点目となるヘディング先制弾は大きな収穫だ。東俊希のクロスから生まれた連携の形は、広島が磨いてきた攻撃パターンの一つの完成形を示していた。次節以降、このパターンをより多く実現させる精度の向上が求められる。
選手採点・総評

| 選手 | 採点 | コメント |
|---|---|---|
| 加藤陸次樹(FW) | 7.5 | 今季2点目のヘディング先制弾。連戦の中でしっかり結果を出した |
| 東俊希(MF) | 7.0 | 先制ゴールを生んだ左クロスが最大の貢献。攻撃の起点として機能 |
| 大迫敬介(GK) | 7.0 | 神戸の少ない決定機に安定したセービング。権田との好守の競演 |
| 川辺駿(MF) | 6.5 | GW連戦の疲労の中でも中盤でゲームを組み立て続けた |
| 中野就斗(MF) | 6.5 | 攻守でバランスよく貢献。守備での読みとカバーリングが光った |
| 木下康介(FW) | 6.0 | 前線で起点として奮闘。決定機をものにする場面を作れなかった |
| 中島洋太朗(MF) | 6.0 | 81分まで攻撃のリズムを担い続けた。判断のスピードが課題 |
次節の展望
広島の次節は5月10日(日)15:00、アウェーでガンバ大阪と対戦(パナソニックスタジアム吹田)。今節神戸に0-5で大勝したG大阪は勢いに乗っており、広島にとって厳しいアウェー連戦となる。しかし加藤のゴール、東のクロス、大迫のセービング——今節のポジティブな収穫を次節に繋げ、反撃の狼煙を上げてほしい。
取材・文:Sanfrecce Focus編集部
最新のJリーグ順位表
最新の順位表を読み込み中...

