苦しい。名古屋戦(1-2)、清水戦(1-3)と2試合連続で先制点を奪われ、今季初の連敗を喫したサンフレッチェ広島。その痛みを引きずりながら向かう先は、ノエビアスタジアム神戸だ。相手はWESTグループ2位、3勝0分1敗と好調を維持するヴィッセル神戸。ミヒャエル・スキッベ監督のもと今季も得点力が際立ち、前節は清水を1-0で退けている。さらに広島にとって大きな痛手となるのが、守護神GK大迫敬介の不在だ。日本代表活動のため不在となるなか、その大役を担うのが移籍後初先発が予想されるGK大内だ。
試合概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ WESTグループ 第5節 |
| 日時 | 2026年3月27日(金) 19:00 キックオフ |
| 会場 | ノエビアスタジアム神戸(兵庫県神戸市) |
| 放送 | DAZN |
ヴィッセル神戸の現状
ミヒャエル・スキッベ監督1年目の神戸はWESTグループで快調な滑り出しを見せている。3勝0分1敗(10得点5失点)でグループ2位。攻撃陣は開幕からコンスタントに得点を重ね、前節の清水戦も堅守を軸に1-0で勝利した。昨季5位に終わった屈辱を晴らすべく、今季は序盤戦から上位に名乗りを上げている。
神戸の最大の武器はFW大迫勇也だ。今年36歳を迎えるベテランながら、開幕戦の京都戦ではアシストを記録するなど今季も存在感を示している。今節はスタメン出場の可能性があり、ノエスタのホームで先発した場合、そのポストプレーとゴール前での嗅覚は広島にとって最大の警戒対象となる。高さと技術、そして「ゴールに絡む」という本能は健在であり、広島の守備陣が90分間どれだけ集中して対応できるかが問われる。
サンフレッチェ広島の現状
2試合連続で前半に複数失点を喫し、シュート数で相手を上回りながら得点を奪えないという同じ構図が続いている広島。ガウル監督はインターナショナルマッチウィークを挟まずに迎えるこの試合に向けて、立ち上がりの集中力と決定力という2つの課題に修正を加えられるか。
この試合での最大の注目点がGKのポジションだ。正GK大迫敬介は3月28日のスコットランド戦・31日のイングランド戦に向けた日本代表活動のため不在。大役を引き継ぐ形で先発が予想されるのが、今季広島に移籍したGK大内だ。移籍後初の先発出場となれば、それ自体が広島にとっての新たな挑戦となる。最終ラインの荒木隼人・佐々木翔・塩谷司との連携がどれだけ機能するかが、守備の安定に直結する。
注目のマッチアップ

大迫勇也(神戸FW)vs 荒木隼人(広島CB)——同じ名字、異なる役割の対決
この試合最大の見どころは「大迫」対決ではなく、神戸の大迫勇也を広島の最終ラインがいかに封じるかだ。大迫の怖さはシュート技術だけではない。ゴール前を崩すためのポジショニングとアイディア、そして「引き出す」動きで周囲を活かすポストプレーが最終ライン統率役・荒木隼人の対応力を問う。前節・清水戦でも空中戦で苦しんだ広島の守備が、大迫の多彩な攻撃に対してどれだけ組織的に対応できるかが試合の行方を左右する。
川辺駿(広島MF)vs 神戸中盤——ビルドアップの主導権を取り戻せるか
前節・清水戦では中盤の守備強度に押され、ビルドアップが機能しない時間が長かった広島。今節は川辺駿が神戸のプレッシングをいかしながら前向きでボールを持てるかどうかが、広島の攻撃の質を大きく左右する。神戸のMFには昨季から主力を担う井手口陽介・佐々木大樹らが控えており、中盤の戦いは試合の流れを決定づける分岐点となりうる。
広島の予想スタメン

システム:3-4-2-1(予想)
GK 大内/CB 荒木隼人・佐々木翔・塩谷司/WB 新井直人・中野就斗/MF 川辺駿・松本泰志/シャドー 中村草太・加藤陸次樹(または鈴木章斗)/FW 木下康介(またはジャーメイン良)
※公式スタメン発表前の編集部予想です。GK大迫敬介は日本代表活動のため不在。
プレビュー総評
GK交代という不確定要素を抱えながら、2連敗中の広島が神戸のホームへ乗り込む——状況は決して楽ではない。しかし裏を返せば、今こそチームとしての底力を問われる試合でもある。GK大内の初先発が成功すれば、それ自体がチームに大きなエネルギーをもたらす。立ち上がりの集中、決定力の改善、そして神戸の大迫勇也を封じること——この3点を実行できれば、勝機は十分にある。ナイトゲームのノエスタで、広島が反撃の狼煙を上げられるか。
最新のJリーグ順位表
最新の順位表を読み込み中...

