2026年5月30日(土)14:00、エディオンピースウイング広島にて明治安田J1百年構想リーグ プレーオフラウンド第1戦(7-8位決定戦)、サンフレッチェ広島対川崎フロンターレが行われる。地域リーグラウンドを3連勝で締めくくった広島(WEST 4位・勝点30)と、最終節で水戸に3-1勝利した川崎F(EAST 4位・持山匡佑ハットトリック)の初対決。地域リーグでは東西別グループだったため、今季は初の直接対決となる。広島にとっては「超熱狂大万博」フィナーレを飾るホーム最終戦であり、ET-KINGの来場ライブも予定された特別な一戦。プレーオフでの最終順位確定をかけたホーム&アウェイ2試合の始まりだ。
試合概要
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ プレーオフラウンド 第1戦(7-8位決定戦) |
|---|---|
| 日時 | 2026年5月30日(土)14:00キックオフ |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 対戦 | サンフレッチェ広島(ホーム)vs 川崎フロンターレ(アウェー) |
| 放送 | DAZN |
| 第2戦 | 6月6日(土)19:00 / Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu |
| 同時開催 | 「超熱狂大万博」フィナーレ・ET-KING来場ライブ |
プレーオフラウンド・レギュレーション解説
2026シーズン特別大会「明治安田J1百年構想リーグ」は、地域リーグラウンド(東西2グループでの2回戦総当たり戦)の後にプレーオフラウンドが行われ、最終順位を決定する独自のフォーマットを採用。プレーオフラウンドのルールは以下の通り。
- 方式:各グループの同順位チーム同士がホーム&アウェイ方式の2試合を実施
- 第1戦:WESTグループのホーム / 第2戦:EASTグループのホーム
- 第1戦の延長・PK:実施しない(90分で勝敗が決した場合はその結果が確定)
- 勝者決定:2試合の勝利数で決定
- 同点(勝利数が同数)の場合:第2戦終了後に延長戦(前後半各15分)→ それでも決着がつかない場合はPK戦
- 1位賞金:1.8億円(東西1位同士の対戦は優勝決定戦)/ ACLE 2026/27の出場権
- 2位以下の賞金:順位ごとに賞金が設定されている
つまり広島は、第1戦(ホーム)で勝利して優位なポジションを築き、第2戦(アウェー・等々力)で守り切る、もしくは引き分け以上に持ち込むことが理想の展開だ。第1戦で延長・PKがないため、第1戦の90分の結果が直接プレーオフの行方を左右する重みのある一戦となる。

広島の現状|地域リーグ最終3連勝で締めくくり!コンディションは絶好調
地域リーグラウンドを3連勝で締めくくった広島。G大阪戦の1-0勝利、京都戦の4-0圧勝、そして名古屋戦の4-2快勝という流れで、ガウル監督が掲げる「良いサッカー」が結果に結びついている。中村草太・川辺駿・中野就斗・鈴木章斗・加藤陸次樹と、複数の得点源が完全に確立された。地域リーグラウンドはWEST 4位・勝点30で終了。
前節(5/23 名古屋戦)では大迫敬介がベンチ外で大内一生が今季初先発したが、プレーオフラウンドでの大迫の復帰状況にも注目したい。中野就斗の完璧なミドルゴール、東俊希の2アシスト、川辺駿のドリブル突破からのゴールなど、攻撃の幅がさらに広がっている。プレーオフラウンドのために十分な準備期間を確保し、ホームの大声援を背にスタートを切る。
広島の地域リーグラウンド終盤戦
| 節 | 対戦 | 結果 | スコア |
|---|---|---|---|
| 第14節 | 岡山(A) | ● | 0-1 |
| 第15節 | 神戸(H) | ●PK | 1-1(PK 4-5) |
| 第16節 | G大阪(A) | ○ | 1-0 |
| 第17節 | 京都(A) | ○ | 4-0 |
| 第18節 | 名古屋(H) | ○ | 4-2 |
川崎フロンターレの現状|最終節で水戸に3-1勝利・持山匡佑のハットトリック
長谷部茂利監督2年目の川崎Fは、地域リーグラウンドEAST 4位(勝点32)で終了。最終節(5/24 水戸戦)では3-1で勝利し、大卒ルーキーFW持山匡佑がプロ初ゴールから一気にハットトリックを達成するという衝撃のフィナーレを飾った。新たなアタッカーの誕生は川崎Fにとって大きな朗報で、プレーオフラウンドでも持山の起用が注目される。
注目選手は中盤の山本悠樹・脇坂泰斗を中心とした司令塔陣、サイドアタッカーの伊藤達哉・マルシーニョ・宮城天、そしてFW陣のエリソン・ラザル・ロマニッチ。最終ラインは三浦颯太・丸山祐市が中心で安定している。直近の5/24水戸戦では、ベテラン・若手・新加入が混在する若返ったメンバー構成で結果を出しており、プレーオフラウンドにも勢いを持って臨んでくる。
川崎Fの地域リーグラウンド終盤戦
| 節 | 対戦 | 結果 | スコア |
|---|---|---|---|
| 第14節 | FC東京(A) | ● | 0-2 |
| 第15節 | 東京V(H) | ○ | 1-0 |
| 第16節 | 柏(A) | ● | 0-1 |
| 第17節 | 町田(H) | ○PK | PK勝 |
| 第18節 | 水戸(A) | ○ | 3-1(持山ハットトリック) |
今季対戦は初対決|東西別グループで地域リーグでは未対戦
今季の百年構想リーグでは、広島はWESTグループ、川崎FはEASTグループに所属していたため、地域リーグラウンドでは直接対戦がなかった。このプレーオフラウンドが今季初対戦となる。お互いの最新情報を踏まえた戦術的駆け引きが、第1戦の前半から見られそうだ。
過去の対戦傾向では川崎Fのほうが歴史的にタイトル獲得経験が豊富だが、今シーズンの勢いとコンディションは広島が圧倒的に上回る。両チームの色合いが異なる試合になることは確実だ。
注目の対決ポイント3つ
① 持山匡佑 vs 広島3バック
大卒ルーキーFW持山匡佑が前節水戸戦でハットトリックを達成し、一躍プレーオフラウンドのキーマンとして浮上した。中央大学を今春に卒業した持山の起用法は、長谷部監督の判断次第だが、勢いに乗っている若手選手のパフォーマンスは要警戒。広島の3バック(佐々木翔・山﨑大地・塩谷司)が持山の動きをどう制限するかが守備面の最重要課題となる。
② 川崎Fの中盤司令塔 vs 広島のプレッシング
川崎Fの中盤は山本悠樹・脇坂泰斗を中心に組み立てる。テクニカルなパス回しと正確な縦パスで広島の守備を切り崩そうとしてくるはずだ。一方の広島は、前節G大阪戦・名古屋戦で見せたように、加藤陸次樹を起点とした高い位置からのプレスでボール奪取を狙う。川辺駿 vs 山本悠樹の中盤の主導権争いは試合の流れを左右する最重要対決となる。
③ 第1戦の「90分で勝点を取る」重み
プレーオフラウンドのルールでは、第1戦は延長戦・PK戦なし。90分間でついた決着がそのまま結果として計上され、2試合の勝利数の合計で順位が決まる。引き分けでも勝利を逃したことになるため、広島はホームで勝利を奪い、第2戦のアウェー戦に有利な状況を作り出したい。リードしている状態で第2戦に臨めば、アウェーの川崎F等々力スタジアムでも落ち着いて戦える展開を期待できる。
広島の注目選手
中野就斗(MF):前節名古屋戦で「完璧なミドル」と絶賛された鮮烈な3点目を決め、2点目のヒールアシストでも貢献。今節も大舞台で結果を出したい今季の覚醒MF。
川辺駿(MF):地域リーグ最終3連勝で中盤を完全に制圧した司令塔。名古屋戦では先制点のドリブル突破に加え自身もゴールを決めた。山本悠樹との中盤対決が今節最大の見どころのひとつ。
東俊希(MF):G大阪戦の決勝弾以来絶好調を維持。名古屋戦では2アシストを記録。左サイドからのクロスは広島攻撃の最大の武器。
加藤陸次樹(MF/FW):京都戦で今季3点目を決め、攻守両面でチームに貢献。プレスからの起点作り、フィニッシュ、両方をこなす万能型。
川崎フロンターレの注目選手
山本悠樹(MF・6番):川崎Fの中盤の核。テクニカルなパス回しと縦パスで攻撃を組み立てる。シーズン序盤に2-0で千葉戦で5分の早い時間帯にも先制弾を決めるなど、得点能力も併せ持つ。
脇坂泰斗(MF・14番):チームトップのアシスト数(4アシスト)を誇る攻撃の司令塔。セットプレーでも重要な役割を担い、広島はFK・CK時に最警戒すべき選手。
持山匡佑(FW):前節水戸戦でプロ初ゴールから一気にハットトリックを達成した大卒ルーキー。勢いの止まらない持山のスタメン起用が見込まれる注目株。
マルシーニョ(FW・23番):圧倒的なスピードを誇る左サイドアタッカー。広島の右サイド守備が止め切れるかが鍵だ。
Sanfrecce Focus の予想と見どころ
今節は「3連勝で勢いに乗る広島」と「最終節持山ハットトリックの川崎F」という、両チームともに好調な状態でぶつかる初対決だ。コンディション・モメンタム・ホームアドバンテージは広島が優位だが、川崎Fは伝統的にタイトル経験が豊富で、長谷部監督2年目の戦術理解度も高い。
第1戦は「延長戦なし・PK戦なし」というルールのため、90分での結果がすべてを左右する重みのある試合。広島が勝つシナリオは、地域リーグ終盤の3連勝のように、早い時間帯から積極的にゲームを支配し、先制点を奪うこと。広島の決定機が増えれば、中村草太・川辺駿・東俊希・鈴木章斗ら複数の得点源がゴールを記録する可能性が高い。
「超熱狂大万博」フィナーレ・ホーム最終戦という大舞台で、広島が真の意味での「J1百年構想リーグ」の最終順位を上げるためのスタートを切れるか。ET-KINGのライブで盛り上がるエディオンピースウイング広島で、サポーター全員の応援が広島を後押しする。プレーオフ第1戦で勝利を掴み、第2戦・等々力でのアウェー戦に最高の流れで臨もう。
取材・文:Sanfrecce Focus編集部
最新のJリーグ順位表
最新の順位表を読み込み中...

