2026/27シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)およびAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)について、出場枠の拡大とJリーグ勢のノミネーション方法が確定した。出場枠拡大によりJリーグからは計6クラブがアジアの舞台に立つことになる。特に注目すべきは、ガンバ大阪が2025/26シーズンのACL2を制覇し、ACLE 2026/27のプレーオフ(インダイレクト)枠を直接獲得したこと。本記事では、確定済みの出場クラブと6月6日の百年構想リーグ優勝決定戦で確定する枠を、Jリーグ公式発表に基づいて整理する。
出場枠が大幅拡大|ACLEが24→32クラブへ
2026年8月に開幕するACLE 2026/27から、出場クラブ数が24クラブから32クラブ(東西16クラブずつ)へ拡大する。これに伴い、AFCクラブランキング東地区首位の日本には、ACLEの本戦(ダイレクト)3枠、プレーオフ(インダイレクト)2枠、ACL2の1枠が割り当てられた。
- ACLE ダイレクト(本戦リーグステージ直行):3枠
- ACLE インダイレクト(プレーオフ=プレリミナリーステージから):2枠(今回新設)
- ACL2 ダイレクト:1枠
「ダイレクト」はACLE本戦リーグステージから出場する枠。「インダイレクト」は1試合制のプレリミナリーステージ(PS)から出場し、勝てばACLE本戦リーグステージへ、敗れればACL2グループステージへ回る枠を指す。Jリーグ公式の発表では、網掛けの計6クラブがAFCクラブ競技会に出場するとされている。
注目!ガンバ大阪がACL2優勝でACLEプレーオフ枠を獲得
2026年5月16日(日本時間5月17日)、サウジアラビア・リヤドで行われたACL2 2025/26決勝で、ガンバ大阪がアル・ナスルを1-0で破り、クラブ初のアジアタイトルを獲得した。デニス・ヒュメットの前半30分のゴールが決勝点となった。
このACL2優勝により、ガンバ大阪はAFCの規定に基づき、ACLE 2026/27のインダイレクト(プレーオフ)枠を直接獲得した。Jリーグ公式も、G大阪のACL2優勝を反映した出場枠の適用ルールを明示している。重要なのは、AFCの規定によりG大阪はACLE インダイレクトの「順位2」に固定される点。たとえ国内ノミネーションでインダイレクト順位1の枠が空いたとしても、G大阪は順位2のまま動かない仕組みだ。
つまり、Jリーグの国内ノミネーション枠(J1リーグ順位や百年構想リーグの成績によるもの)に、ACL2王者のG大阪が加わる形で、日本勢のアジア出場の全体像が決まる。
ACLE 2026/27 出場クラブ(本戦・ダイレクト3枠)
| 順位 | クラブ | 出場資格 | 状況 |
|---|---|---|---|
| ダイレクト① | 鹿島アントラーズ | 2025 J1リーグ優勝 | 確定 |
| ダイレクト② | 百年構想リーグ王者 | 2026 特別大会優勝 | 6/6の決勝(鹿島 vs 神戸)で決定 |
| ダイレクト③ | 柏レイソル | 2025 J1リーグ準優勝 | 確定 |
本戦ダイレクト3枠は、2025 J1優勝の鹿島、百年構想リーグ王者、2025 J1準優勝の柏が基本形。ただし鹿島が百年構想リーグでも優勝した場合、ダイレクト順位2の枠が空くため繰り上げが発生し、柏がダイレクト順位2、2025 J1・3位の京都がダイレクト順位3に入る。さらに京都が百年構想リーグで優勝した場合は、京都がダイレクト順位2に入り、百年構想リーグ準優勝クラブがダイレクト順位1に入る形となる。
ACLE 2026/27 出場クラブ(インダイレクト・プレーオフ2枠)
| 順位 | クラブ | 出場資格 | 状況 |
|---|---|---|---|
| インダイレクト① | 京都サンガF.C.(または百年構想リーグ準優勝) | 2025 J1・3位 | 条件により変動 |
| インダイレクト② | ガンバ大阪 | ACL2 2025/26優勝 | 確定(AFC規定で順位2固定) |
インダイレクト(プレーオフ)2枠のうち、順位2はガンバ大阪で確定。これはACL2優勝という実績にAFCの規定が適用されたもので、国内事情に関わらず固定される。順位1は、2025 J1・3位の京都が基本だが、京都が本戦(ダイレクト)に繰り上がった場合は百年構想リーグ準優勝クラブが入るなど、6/6の決勝結果次第で変動する。
インダイレクト枠のクラブは1試合制のプレリミナリーステージ(PS)から出場し、勝てばACLE本戦リーグステージへ、敗れればACL2グループステージへ回る。
ACL2 2026/27 出場クラブ(ダイレクト1枠)
| 順位 | クラブ | 出場資格 | 状況 |
|---|---|---|---|
| ダイレクト | FC町田ゼルビア | 第105回天皇杯優勝 | 確定(規定通り) |
ACL2のダイレクト1枠は、第105回天皇杯を制したFC町田ゼルビアが規定通り獲得。ただし町田が百年構想リーグで優勝または2位となった場合は、町田がACLE(インダイレクト)に入り、ACL2の枠は2025 JリーグYBCルヴァンカップ優勝クラブのサンフレッチェ広島が獲得する仕組みになっている。

サンフレッチェ広島の出場可能性は?
サンフレッチェ広島は2025 J1リーグ4位かつ2025 JリーグYBCルヴァンカップ優勝クラブであるため、複数の繰り上げ条件に関わっている。
- 町田が百年構想リーグで優勝・準優勝した場合:町田がACLEインダイレクトに移り、空いたACL2ダイレクト枠を広島(ルヴァン王者)が獲得する
- ACLE インダイレクトの優先繰り上げ:Jリーグの規定では、インダイレクトの優先クラブは2025 J1・3位を最優先とし、以降は2025 J1リーグと百年構想リーグを交互とする(広島は2025 J1・4位として候補に含まれる)
ただし、ガンバ大阪がインダイレクト順位2を固定で占めること、京都がインダイレクト順位1の優先権を持つことから、広島がアジア出場権を得るには複数の条件が重なる必要がある。6月6日の百年構想リーグ決勝(鹿島 vs 神戸)の結果、および町田の今後の成績次第で、広島の出場可能性が左右される状況だ。
現時点(5月時点)の出場クラブまとめ
| 大会 | 枠 | クラブ | 状況 |
|---|---|---|---|
| ACLE 本戦 | ダイレクト① | 鹿島アントラーズ | 確定 |
| ACLE 本戦 | ダイレクト② | 百年構想リーグ王者 | 6/6決定 |
| ACLE 本戦 | ダイレクト③ | 柏レイソル | 確定(繰り上げ条件あり) |
| ACLE PS | インダイレクト① | 京都サンガF.C. | 条件により変動 |
| ACLE PS | インダイレクト② | ガンバ大阪 | 確定(ACL2優勝) |
| ACL2 GS | ダイレクト | FC町田ゼルビア | 確定(変動条件あり) |
※上記は規定通りに進んだ場合の基本形。鹿島・柏・京都・町田の百年構想リーグでの最終成績次第で、本戦・プレーオフの順位や繰り上げが変動する。最終的な確定は6月6日の百年構想リーグ優勝決定戦後となる。
まとめ
- ✅ ACLEが24→32クラブに拡大、日本は計6クラブが出場
- ✅ ガンバ大阪がACL2優勝でACLEプレーオフ枠を獲得(順位2で固定)
- ✅ 本戦確定:鹿島・柏 / もう1枠は百年構想リーグ王者(6/6決定)
- ✅ プレーオフ:京都(条件により変動)+ガンバ大阪(確定)
- ✅ ACL2確定:FC町田ゼルビア(天皇杯王者)
- ✅ 広島はJ1・4位&ルヴァン杯王者として繰り上げ出場の可能性が残る
- ✅ 最終確定は6月6日の百年構想リーグ優勝決定戦(鹿島 vs 神戸)後
出場枠の拡大に加え、ガンバ大阪のACL2制覇という快挙により、2026/27シーズンは6クラブがアジアへ挑む。最終的な出場クラブの確定は6月6日の百年構想リーグ決勝を待つことになる。確定情報が出次第、本記事を更新していく。
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取材・文:Sanfrecce Focus編集部

