2026年2月10日(火)、エディオンピースウイング広島にてAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLエリート)東地区グループステージ第7節、サンフレッチェ広島 vs ジョホール・ダルル・タクジム(JDT)が行われた。広島にとってアジア最高峰の舞台での重要な一戦を振り返る。
試合結果と概要
| 大会 | ACLエリート 東地区グループステージ 第7節 |
| 日時 | 2026年2月10日(火)19:00 |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| カード | サンフレッチェ広島 vs ジョホール・ダルル・タクジム |
相手・JDTとの対戦を通じて見えた広島の現在地
JDTはマレーシアのスーパーリーグを長年支配してきたクラブで、ACLでも実績がある。広島にとってはホームの大声援を背に、グループステージ突破に向けて勝点3が必須の一戦だった。ガウル監督が就任後に取り組んできた「グラウンダーのパスでビルドアップ」「前線からのプレス」という2つの柱をアジアの舞台で試す機会でもあった。
広島の戦術的アプローチ
広島はホームゲームということもあり、積極的に前からプレスをかけてJDTのビルドアップを封じにいく姿勢を見せた。鈴木章斗を最前線に置いた3-4-2-1システムで、相手GK・CBへの即時プレスからボールを高い位置で奪うことが狙いだった。
一方でJDTは組織的な守備ブロックを形成し、奪ったボールを縦に素早く展開するカウンタースタイルで広島の高いラインの裏を狙ってきた。広島のウイングバックが高い位置を取れば、その背後のスペースが生まれる——それがJDTの攻略ポイントだった。
ACLエリートを通じて広島が積み上げたもの
J1リーグ2位でACLエリートへの初出場を果たした広島にとって、このグループステージは「アジア最高峰の基準を体感する」場だった。Jリーグでは通用するビルドアップも、海外クラブの強度の高いプレスの前では精度が求められた。川辺駿・トルガイ・アルスランの中盤コンビが相手の強度に対応しながら試合をコントロールする能力——これがACLエリートで求められる「アジア水準」だった。
ホームの雰囲気とサポーターの支え
エディオンピースウイング広島での夜のACLは、通常のJリーグとは異なる特別な雰囲気があった。紫一色に染まるスタンド、ACLのアンセムが流れる瞬間——広島がアジアの舞台に立っているという実感が、スタジアム全体を包んでいた。この雰囲気こそが広島サポーターにとっての「ACLエリート初年度」の財産だ。
グループステージ突破への意義
このホームゲームを含む複数の試合を通じて、広島は東地区グループステージを上位8クラブ以内で通過し、ラウンド16への進出を果たした。J1リーグ初出場のACLエリートでベスト16入りを達成したことは、広島の「アジアでも戦える」クラブとしての地位を高めるものだった。
ACLエリートの仕組みについて
ACLエリートはアジア最高峰のクラブ大会で、東西各12クラブが参加する。グループステージは1リーグ形式(8試合)で行われ、各地区上位8クラブがラウンド16へ進出する。優勝賞金は約18億円で、優勝クラブにはFIFAクラブワールドカップへの出場権も与えられる。詳しくはACLエリートとACL2の違いを解説した記事をご覧ください。
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