信じられない結末だった。守護神・大迫敬介が日本代表から戻り、最下位のアビスパ福岡をホームに迎えた第9節。広島はボールを握り続け、シュートを浴びせ続けたが、ゴールだけが生まれなかった。オフサイド判定に消されたゴール、クロスバーに嫌われたヘディングシュート、ポストに阻まれたFKと、幸運の女神はことごとく背を向けた。一方で福岡は前半16分の1点を守り切り、今季初の通常勝利(勝点3)を手にした。広島は今季ワーストとなる4連敗。試合後、ピースウイングのスタンドからは激しいブーイングが鳴り響いた。
試合結果
| チーム | 前半 | 後半 | 合計 |
|---|---|---|---|
| サンフレッチェ広島 | 0 | 0 | 0 |
| アビスパ福岡 | 1 | 0 | 1 |
得点:橋本悠(福岡・16分)
スタメン
サンフレッチェ広島
GK 大迫敬介/CB 荒木隼人・佐々木翔・塩谷司/MF 新井直人・川辺駿・中島洋太朗・中野就斗/シャドー 中村草太・鈴木章斗/FW 木下康介
アビスパ福岡
GK 藤田和輝/DF 辻岡佑真・岡哲平・田代雅也/MF 椎橋慧也・前嶋洋太・橋本悠・見木友哉・重見柾斗・名古新太郎/FW 碓井聖生
前半:16分のワンチャンスで先制される
試合序盤から広島がボールを保持し、福岡を押し込む展開となった。しかしそのワンチャンスに沈められた。16分、辻岡佑真が左サイドから送り込んだクロスに橋本悠がヘッドで合わせ、福岡が先制。ガウル監督が「前半の失点したシーンは本当に1つの相手のチャンスだったと思う。自分たちの守備がちょっとうまくできなかったところで失点してしまった」と振り返ったように、組織的に守る福岡の術中にはまる痛恨の先制点となった。
広島は22分、中島洋太朗のスルーパスに抜け出した木下康介がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴール。前半のシュート数では福岡に上回られたホームチームは、0-1のビハインドで折り返した。
後半:バー・ポストに嫌われ無得点のまま
後半から広島は攻勢を強めた。57分、塩谷司のクロスからゴール前の木下康介がヘディングシュートを放つが、ボールはクロスバーの上端を叩いてネットに入らない。さらに途中出場した東俊希がFKから強烈なシュートを放つも、今度はポストに嫌われた。
小畑裕馬の好守もあり、広島は最後まで福岡のゴールをこじ開けることができなかった。試合はそのまま0-1で終了し、広島は今季ワーストの4連敗。福岡は今季初の90分勝利という形で貴重な勝点3を手にした。
総評:結果だけが伴わなかった90分

ガウル監督は「全ての選手たちが悪い方向に持っていくとか、後ろ向きになっていたとか、気持ちが足りなかったとか、そういうことはなかったと間違いなく思っています。選手たちはよく頑張った。うまくみんながプレーしてくれている中で結果だけが伴わなかった、そういう試合だったと思います」と話しながらも、「非常に振り返るのが難しい試合」と沈痛な表情を見せた。
ボールを支配しながら無得点に終わるという構図は、今の広島の課題を象徴している。決定力・セットプレーの精度・一発でゴールを奪い切る強さ——その全てが問われている。9試合を終えて4勝5敗(PK勝利1含む)、WESTグループ7位に沈む現状を打開するには、次節(清水戦)で必ず結果を出すしかない。
次節のスケジュール
サンフレッチェ広島の次戦は4月11日(土)、エディオンピースウイング広島での清水エスパルス戦(第10節)。連敗脱出へ、ホームでの奮起が求められる。
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