名古屋、清水、神戸と3試合連続で逆転負けを喫し、WESTグループ中位に沈むサンフレッチェ広島。インターナショナルマッチウィークを挟んでの再起の場は、ホーム・エディオンピースウイング広島だ。相手は最下位圏で苦しむアビスパ福岡。チームの立て直しを証明する意味でも、確実に勝点3を取りに行かなければならない一戦となる。
この試合の最大の注目点は、正GK大迫敬介の復帰だ。日本代表として3月28日のスコットランド戦・31日のイングランド戦に臨んでいた守護神が、クラブに戻って先発する見込みだ。神戸戦では大内が移籍後初先発という緊急対応を迫られたが、本来の守護神が最終ラインを締め直すことで、チームに安定感が戻ることが期待される。
試合概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ WESTグループ 第9節 |
| 日時 | 2026年4月5日(日) 14:00 キックオフ |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 放送 | DAZN |
サンフレッチェ広島の現状
3連敗という今季最悪の状況でインターナショナルブレイクを迎えた広島。ガウル監督は「先制点を奪われてから追いかける展開」と「終盤の失点」という共通した課題を抱えながら、チームの立て直しに取り組んできた。
今節は大迫敬介の先発復帰が有力だ。代表活動を終えてのクラブ合流となるが、正守護神の存在は守備陣の安心感を大きく高める。荒木隼人・佐々木翔・塩谷司の3バックとの連携が改善されれば、ここ3試合で共通していた「守り切れない終盤」の課題解消にも直結する。
攻撃面ではジャーメイン良や木下康介など前線のタレントは健在だ。ここ3試合は後手を踏む展開が続いたが、今節こそ先手を取り、主導権を握った状態で試合を進めたい。ホームのピースウイングで、3連敗という重荷を下ろす一戦だ。
アビスパ福岡の現状
WESTグループで最下位圏に沈む福岡は苦しい状況が続いている。松岡大起が2月にスロヴァン・ブラチスラヴァへ移籍、安藤智哉もザンクトパウリへ渡り、主力2人が抜けた穴が埋まりきらないままシーズンを戦っている。PK戦を含む直近6連敗の後、前節(第8節・3月21日)のホームG大阪戦では2-2からPK戦14-13という壮絶な戦いを制し連敗をストップしたが、通常の90分勝利はいまだ遠い。
3月25日には名古屋から椎橋慧也・宮大樹を補強。守備の安定と中盤の底の強化を図っており、新加入組がどれだけ機能するかも注目点だ。前節のスタメンはGK小畑裕馬を軸に、FWウェリントン・シャハブ・ザヘディ、MF見木友哉・重見柾斗・名古新太郎・山脇樺織らが先発。守備ブロックの堅さは福岡の変わらぬ強みであり、ピースウイングでも簡単には崩れないだろう。
注目のマッチアップ

川辺駿(広島)vs 見木友哉(福岡)——中盤の制圧が鍵
3連敗を通じて広島の課題となっていたのが、中盤での主導権争いだ。川辺駿がいかに前向きでボールを受け、ゲームを作れるかが広島ペースの展開に直結する。対する福岡は見木友哉が中盤で広いエリアをカバーし、精力的な守備と前線への関わりを見せる。このエリアでどちらが主導権を握るかが試合の流れを左右する。
荒木隼人(広島CB)vs ウェリントン(福岡FW)——高さの争い
福岡のFWウェリントンはポストプレーとヘディングを得意とする大型ストライカーで、高さで広島の最終ラインを試してくる。大迫敬介が戻る守備陣にとって、ウェリントンへのロングボールを跳ね返し続けることが守備安定の土台となる。最終ライン統率役・荒木隼人が空中戦でどれだけ圧倒できるかに注目したい。
広島の予想スタメン(編集部予想)

システム:3-4-2-1
GK 大迫敬介/CB 荒木隼人・佐々木翔・塩谷司/WB 新井直人・中野就斗/MF 川辺駿・松本泰志/シャドー 中村草太・加藤陸次樹(または鈴木章斗)/FW ジャーメイン良(または木下康介)
※公式スタメン発表前の編集部予想です。
プレビュー総評
3連敗明けのホームゲーム、守護神復帰、最下位圏の相手——広島にとって「ここで勝たなければならない」試合だ。インターナショナルブレイクという修正の時間を経て、ガウル監督がどのようなチームを作り直してきたのかが問われる。前半から能動的に仕掛け、先制点を奪えればほぼ勝負は決まる。3連敗の重圧をホームの声援とともに吹き飛ばしたい。
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