2026年10月5日、国立競技場。キリンカップサッカー2026の決勝で、日本代表がニュージーランド代表を2-1で下し、15年ぶり12度目の優勝を果たしました。
広島のサポーターにとっては、特別な夜になりました。中野就斗が先発し、28分の先制点をクロスで演出。そして荒木隼人が77分から出場し、代表復帰後の初出場を果たしています。さらに元広島の田中聡も87分から——広島にゆかりのある3人が、優勝の舞台に立った試合でした。

試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンカップサッカー2026 決勝 |
| 日時 | 2026年10月5日(月)19:30キックオフ |
| 会場 | 国立競技場(東京) |
| 結果 | 日本 2-1 ニュージーランド(前半1-1) |
| 得点 | 28分 上田綺世(日本)/32分 ベン・オールド(NZ)/71分 堂安律(日本) |
| タイトル | 日本が15年ぶり12度目の優勝 |
広島にゆかりの3人が国立のピッチに

| 選手 | 所属 | 出場 |
|---|---|---|
| 中野 就斗 | サンフレッチェ広島 | 先発〜64分 |
| 荒木 隼人 | サンフレッチェ広島 | 77分〜(鈴木淳之介と交代) |
| 田中 聡 | シャルケ04(元広島) | 87分〜(佐野海舟と交代) |
中野就斗|今度は右サイドバックで、先制点を演出
この日の日本は4-2-3-1。中野は4バックの右サイドバックとして先発しました。9月28日のベネズエラ戦では3-4-2-1の右ウイングバックだったので、代表2試合目にして役割が変わったことになります。
そして28分。久保建英が右サイド深くまでドリブルで持ち込むと、そこから中野がゴール前へクロス。これを上田綺世が押し込んで日本が先制しました。代表2試合目で、いきなり決勝の先制点に絡んだことになります。
守備でも見せ場がありました。20分、クリス・ウッドに起点をつくられてカウンターを浴びた場面で、中野がボックス内で体を投げ出してシュートを防いだのです。攻撃だけでなく、球際でも体を張り、守備でも持ち味を出しました。
フットボールチャンネルの採点は6.0。「得意の攻撃参加を見せ、質の高いクロスで先制点をもたらした」という評価でした。64分に伊東純也と交代してピッチを後にしています。
注目したいのはポジションの幅です。広島では右ウイングバックと3バックの右センターバック、代表ではベネズエラ戦で右ウイングバック、この試合は右サイドバック。右サイドならどこでもこなせるという点が、森保監督にとっての使いやすさにつながっています。
荒木隼人|追加招集から6日、ようやく訪れた出番
77分、鈴木淳之介に代わって荒木隼人がピッチへ。9月30日にJFAが追加招集を発表してから6日目、約1年ぶりの代表復帰戦での出場となりました。
10月1日のエクアドル戦ではベンチ入りしながら出番がなく、この日が復帰後の初プレー。出場時間は短く、フットボールチャンネルの採点は「出場時間短く採点不能」とされています。それでも1点リードの終盤に最終ラインへ投入されたという事実は、彼が「締める役」として計算されていることの表れでもあります。
荒木がどんな選手なのかは荒木隼人とは?日本代表に追加招集された広島の背番号4にまとめています。
田中聡|9月の広島に続いて、今度は国立で
87分には、元広島の田中聡が佐野海舟と交代で出場しました。9月28日のベネズエラ戦では古巣・広島のスタジアムで73分間プレーしており、この秋の代表活動で2試合連続の出場となります。
試合の流れ

| 時間 | 出来事 |
|---|---|
| 20分 | クリス・ウッド起点のカウンターを、中野就斗がボックス内で体を投げ出して阻止 |
| 28分 | 久保建英の突破から中野のクロス、上田綺世が押し込んで先制(1-0) |
| 32分 | 前田大然のパスが乱れてカウンターを浴び、ベン・オールドに同点弾(1-1) |
| 64分 | 中野就斗、久保建英、前田大然に代えて伊東純也・田中碧・中村敬斗を投入 |
| 71分 | 左を突破した中村敬斗の折り返しを堂安律が流し込み勝ち越し(2-1) |
| 77分 | 荒木隼人、佐野航大、塩貝健人を投入 |
| 87分 | 田中聡、松木玖生を投入 |
試合を動かしたのは64分の3枚替えでした。そこで入った中村敬斗が71分に左サイドを単騎で突破し、折り返しを堂安律が決めて勝ち越し。中村は試合後、「後半は外に少しオープンになっていたので、サイドにスペースがあることは分かっていたので、仕掛けていこうと決めてました」と振り返っています。采配がそのまま結果になった一撃でした。
この秋の代表活動は4戦無敗で終了
| 日程 | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 9月24日 | ウルグアイ(宮城) | ○3-1 |
| 9月28日 | ベネズエラ(広島) | ○2-1 |
| 10月1日 | エクアドル(神奈川) | △0-0(PK5-4) |
| 10月5日 | ニュージーランド(東京) | ○2-1 |
4試合を無敗で終え、キリンカップのタイトルも手にしました。そして広島から見れば、9月の中野就斗の初選出から始まった2週間強で、代表に関わる選手が3人になった秋でもあります。
広島で行われたベネズエラ戦の様子は【代表戦レビュー】日本 2-1 ベネズエラをどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. 試合のスコアと得点者は?
A. 日本が2-1で勝ちました。28分に上田綺世が先制、32分にベン・オールドに同点とされましたが、71分に堂安律が決勝点を決めています。日本はこの勝利でキリンカップサッカーを15年ぶり12度目の制覇となりました。
Q. 中野就斗は出場した? どんなプレーだった?
A. 先発し、64分までプレーしました。ポジションは4-2-3-1の右サイドバックです。28分の先制点では、久保建英の突破からゴール前へクロスを送り、上田綺世の得点につなげました。20分にはボックス内で体を投げ出してニュージーランドのカウンターを止める場面もありました。
Q. 荒木隼人は出場した?
A. 77分から出場しました。鈴木淳之介との交代です。9月30日に追加招集されて以降、10月1日のエクアドル戦はベンチで出番がなかったため、この試合が復帰後の初出場となりました。
Q. 中野就斗はどこのポジションでプレーしているの?
A. この試合では4バックの右サイドバックでした。9月28日のベネズエラ戦では3-4-2-1の右ウイングバック、サンフレッチェ広島では右ウイングバックと3バックの右センターバックの両方で起用されています。右サイドなら複数の役割をこなせるのが持ち味です。
Q. 広島に関係する選手は他にも出た?
A. 元サンフレッチェ広島の田中聡(シャルケ04)が87分から出場しました。中野就斗、荒木隼人と合わせて、広島にゆかりのある3人が国立競技場のピッチに立ったことになります。
Q. 試合のMVPは誰?
A. 決勝点を挙げた堂安律です。フットボールチャンネルの採点では中野就斗が6.0で「得意の攻撃参加を見せ、質の高いクロスで先制点をもたらした」と評価されました。荒木隼人は出場時間が短く採点不能とされています。
Q. 日本代表はこの秋の活動をどう終えた?
A. 4試合を無敗で終えました。ウルグアイに3-1、広島でのベネズエラ戦に2-1、エクアドル戦は0-0からPK戦5-4、そしてニュージーランドに2-1です。
まとめ
日本2-1ニュージーランド。15年ぶり12度目のキリンカップ制覇という結果以上に、広島のサポーターには忘れがたい90分になりました。
中野就斗が先制点をクロスで演出し、荒木隼人が終盤のピッチに立ち、田中聡が締めに加わった。9月17日に中野が初選出されたときには想像もしなかった光景が、3週間足らずで現実になっています。
リーグ戦は10月11日(日)15:00、アウェイの味の素スタジアムで東京ヴェルディ戦から再開します。代表で得たものを広島のピッチにどう還元するのか。そこが次の見どころです。
※試合内容・記録は各公式発表および報道に基づきます。最新情報は日本サッカー協会の公式サイトでご確認ください。
広島の選手が代表で評価される土台になったのが、昨季のルヴァンカップ制覇でした。荒木のMVP、中野のロングスロー——あの決勝の記録は公式の写真集にまとまっています。
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取材・文:Sanfrecce Focus編集部
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