JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド4回戦、サンフレッチェ広島は10月28日(水)19:00に敵地ニッパツ三ツ沢球技場で横浜F・マリノスと対戦します。
広島は2025年大会の王者。2回戦で栃木シティを0-2、3回戦で松本山雅FCを0-1と、いずれもアウェイで無失点のまま勝ち上がってきました。この試合に勝てば、11月11日に開幕するプライムラウンドへ進みます。
相手のマリノスはJ1で9位。ただし10月のリーグ戦4試合はすべて引き分けという、少し変わった状態にあります。そしてカップ戦では勝ち切っているチームでもあります。

試合の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 4回戦 |
| 日時 | 2026年10月28日(水)19:00キックオフ |
| 会場 | ニッパツ三ツ沢球技場(横浜市神奈川区/球技専用、収容1万5千人規模) |
| 対戦 | 横浜F・マリノス(ホーム)vs サンフレッチェ広島(アウェイ) |
| 方式 | 1試合制ノックアウト(延長30分→PK戦) |
| VAR | なし(プライムラウンドのみ導入) |
| 放送・配信 | フジテレビNEXT(録画)/スカパー!/スカパー!動画ストア |
| 勝者 | プライムラウンド(11月11日開幕)へ進出。抽選は10月29日 |
| 広島の直前 | 10月24日 清水エスパルス戦(4-0で勝利)から中3日 |
| マリノスの直前 | 10月25日 名古屋戦(1-1)から中2日 |
大会方式|引き分けはなく、VARもない
3回戦のプレビューでも整理しましたが、ルヴァンカップの1stラウンドはリーグ戦とルールが違います。
- 1試合制のノックアウト。引き分けという結果はない
- 90分で決まらなければ延長30分(前後半各15分)
- それでも決まらなければPK戦(5本ずつ、以降はサドンデス)
- VARは使われない(導入はプライムラウンドから)
- エントリーは20名以内(外国籍選手は5名まで)
- 交代は5名以内・3回まで。延長に入れば最大6名・合計4回まで
VARがないということは、際どい判定がそのまま結果になるということです。仕組みそのものはVARとは?で整理しています。交代枠の数え方はサッカーの交代枠のルールとは?をどうぞ。
会場がマリノスのホームになるのは、下位のクラブのホームで開催するという1stラウンドの規定によるものです。広島がこれで3試合連続アウェイになるのは、勝ち続けているがゆえの結果でもあります。
横浜F・マリノスはどんな状況か

マリノスはJ1で9位、勝点18(12試合4勝6分2敗、16得点12失点)。監督はスティーブ コリカです。
リーグ戦は4試合続けて引き分け
10月のリーグ戦を並べると、状態がよく分かります。
| 日付 | 対戦 | 会場 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 10月10日 | セレッソ大阪 | アウェイ | 0-0 |
| 10月17日 | ジェフユナイテッド千葉 | アウェイ | 0-0 |
| 10月21日 | 東京ヴェルディ | ホーム | 2-2 |
| 10月25日 | 名古屋グランパス | アウェイ | 1-1 |
4試合すべて引き分け。12試合で6分というのは、負けにくい一方で勝ち切れていない数字です。失点12はリーグでも少ない部類ですが、得点16と噛み合っていません。
ただしカップ戦では勝っている
興味深いのは、カップ戦では結果が出ていることです。
- 9月29日 ルヴァンカップ3回戦 モンテディオ山形に2-1(アウェイ)
- 10月7日 天皇杯 京都産業大学に2-1(ホーム)
- 10月14日 ルヴァンカップ3回戦 清水エスパルスに2-1(日産スタジアム)
いずれも2-1。一発勝負では仕留め切っているチームです。リーグでの引き分けの多さから「勝負弱い相手」と見るのは、少し違うかもしれません。
得点源は谷村海那(6ゴール)。次いで三井寺眞と宮市亮が2ゴールずつで、10月21日の東京ヴェルディ戦では宮市亮と遠野大弥が決めています。
会場は日産スタジアムではなく、球技専用の三ツ沢
この試合でもうひとつ押さえておきたいのが会場です。
マリノスの本拠地は日産スタジアム(約7万2千人収容の陸上競技場)ですが、この試合はニッパツ三ツ沢球技場で行われます。収容1万5千人規模の球技専用スタジアムで、陸上トラックがなく、ピッチと観客席の距離が近いのが特徴です。
10月14日のルヴァンカップ3回戦(清水戦)は日産スタジアムでした。同じ大会でも会場が変わっています。理由はクラブから公表されていませんが、観客の声が近く届く環境になることは確かです。
3回戦のサンプロ アルウィンも球技専用でした。松本山雅戦では後半だけでシュート9本を浴びており、この種のスタジアムで押し込まれる展開には注意が要ります。
広島はルヴァンカップ3試合連続アウェイ、連覇への4試合目
広島のここまでのルヴァンカップを振り返ります。
| ラウンド | 日付 | 対戦 | 会場 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2回戦 | 9月29日 | 栃木シティ(J2) | CITY FOOTBALL STATION | 0-2で勝利 |
| 3回戦 | 10月14日 | 松本山雅FC(J3) | サンプロ アルウィン | 0-1で勝利 |
| 4回戦 | 10月28日 | 横浜F・マリノス(J1) | ニッパツ三ツ沢球技場 | — |
栃木シティ戦、松本山雅戦ともに無失点で勝利。ただし対戦相手のカテゴリーは上がり続けており、今回が初めてのJ1同士の対戦になります。
そして3試合とも敵地です。規定上、勝ち続ける限りアウェイが続く構造になっています。
10年前、浅野拓磨が広島で最後にホームに立った相手
ひとつ、時間のつながる話があります。
10月24日の清水戦で広島復帰後初ゴールを決めた浅野拓磨が、海外へ渡る前に広島のホームで戦った最後の試合は、2016年7月17日の横浜F・マリノス戦でした。
あれから10年。相手は同じ横浜F・マリノスです。今回は敵地での一発勝負というかたちになりますが、本人にとっては意味を持つ対戦相手でしょう。
広島の状態|清水に4-0、アレーは出場停止明け
広島はJ1で2位、勝点26(12試合8勝2分2敗、29得点10失点)。首位FC町田ゼルビアとの差は勝点1です。
- 10月24日の清水戦は4-0。前節の0-4から立て直した
- 浅野拓磨が広島復帰後初ゴール(報道によれば3759日ぶりのJ1得点)
- 鈴木章斗は今季9ゴールで得点ランキング2位
- キム ジュソンが先発復帰し、本職CB2枚の最終ラインで無失点
- セバスティアン アレーの出場停止は清水戦で消化済み
気がかりなのは負傷者です。川村拓夢が清水戦の前半17分に負傷交代しており、この記事の執筆時点でクラブから診断は発表されていません。前田直輝も京都戦以降メンバー外が続いています。
注目ポイント3選
① ターンオーバーをどこまでやるか
ガウル監督は清水戦の前日に「ここ3週間から3週間半で8試合を戦い、そのうち6試合がアウェイ、ホームは2試合という日程です」と話していました。そしてこの試合の3日後には、アウェイで水戸戦が控えています。
エントリーは20名以内。どこまでメンバーを入れ替えるかが、そのまま優先順位を示します。3回戦では小林志紋が先発して決勝点を決めました。同じように、出場機会の少なかった選手が結果を出せるかどうかが見どころです。
② 延長・PK戦を見据えた交代の使い方
引き分けがない以上、90分で決まらなければ延長30分が待っています。交代枠は5名・3回。延長に入れば6名・4回に増えます。中3日で、しかも3日後に次がある状況で、どのタイミングでカードを切るかは難しい判断になります。
③ マリノスの「引き分け癖」を、どちらが破るか
マリノスはリーグ戦4試合連続ドロー。ただしこの大会に引き分けはありません。決着がつくまでやる試合で、4試合続けて勝ち切れなかったチームがどう出るか。逆に広島にとっては、先に1点取れば相手が前に出ざるを得なくなる試合でもあります。
広島のこの先の日程
| 日付 | 大会 | 対戦 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 10月24日(済) | J1 第12節 | 広島 4-0 清水 | エディオンピースウイング広島 |
| 10月28日(水)19:00 | ルヴァンカップ 4回戦 | vs 横浜F・マリノス | ニッパツ三ツ沢球技場 |
| 10月31日(土)14:00 | J1 第13節 | vs 水戸ホーリーホック | 水戸信用金庫スタジアム |
| 11月8日(日)14:00 | J1 第14節 | vs FC町田ゼルビア | 町田GIONスタジアム |
| 11月21日(土)14:00 | J1 第15節 | vs 横浜F・マリノス | エディオンピースウイング広島 |
11月8日には首位の町田との直接対決、11月21日にはホームで再び横浜F・マリノスと当たります。この試合の内容は、11月の対戦にもそのまま持ち越されます。
編集部の見立て
リーグの順位は2位と9位、勝点は26と18。数字の上では広島が上です。ここまでのルヴァンカップも2試合連続無失点で勝ち上がっており、内容も悪くありません。
ただし条件は簡単ではありません。3試合連続のアウェイ、ピッチと客席が近い球技専用スタジアム、VARなしの一発勝負。そして相手はカップ戦で3連勝しているチームです。
ポイントは先制点だと考えます。マリノスはリーグで4試合続けて引き分けており、先に失点した展開を自力でひっくり返す形が、ここしばらく出ていません。逆に広島が後手に回ると、球技専用スタジアムの空気がそのまま相手の力になります。
三ツ沢へ遠征する方へ
平日水曜の19:00キックオフ、会場は横浜です。広島からの移動費の考え方は広島遠征費用ガイド、関東方面への遠征の組み立ては味の素スタジアム遠征ガイドが参考になります。専用の遠征ガイドを用意しました→【広島サポ向け】ニッパツ三ツ沢球技場 遠征ガイド。新幹線で新横浜に着けば地下鉄3駅で最寄り駅です。ただし当日中に広島へは帰れません。行き先別のガイドは観戦・遠征ガイドまとめに揃えています。
よくある質問(FAQ)
Q. 10月28日のルヴァンカップはいつ・どこで行われますか?
A. 2026年10月28日(水)19:00キックオフ、会場はニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)です。JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド4回戦で、横浜F・マリノスのホームゲームになります。
Q. 試合方式はどうなっていますか?
A. 1試合制のノックアウトです。引き分けはありません。90分で決着しない場合は30分(前後半各15分)の延長戦、それでも決まらなければPK戦(5本ずつ、その後はサドンデス)で勝敗を決めます。
Q. この試合でVARは使われますか?
A. 使われません。ルヴァンカップでVARが導入されるのはプライムラウンドからで、1stラウンドは4回戦も対象外です。際どい判定は主審の判断がそのまま結果になります。
Q. 勝つとどうなりますか?
A. プライムラウンドに進出します。プライムラウンドは11月11日(水)開幕で、組み合わせ抽選はこの試合の翌日、10月29日に行われます。
Q. 横浜F・マリノスはどんな状態ですか?
A. J1は9位、勝点18(12試合4勝6分2敗、16得点12失点)。監督はスティーブ コリカです。10月のリーグ戦4試合はすべて引き分け(C大阪0-0、千葉0-0、東京V2-2、名古屋1-1)で、12試合で6分とドローが目立ちます。一方でカップ戦は勝っており、ルヴァンカップは山形に2-1、清水に2-1で勝ち上がってきました。
Q. 会場が日産スタジアムではないのはなぜですか?
A. ルヴァンカップ1stラウンドには下位のクラブのホームで開催するという規定があり、この試合はマリノスのホームゲームとして組まれています。ただし会場に日産スタジアムではなくニッパツ三ツ沢球技場が選ばれた理由は公表されていません。10月14日のルヴァンカップ3回戦(清水戦)は日産スタジアムで行われました。
Q. セバスティアン アレーは出場できますか?
A. できます。10月21日の長崎戦での退場による1試合の出場停止は、10月24日の清水エスパルス戦で消化済みです。
Q. 広島はルヴァンカップで優勝経験がありますか?
A. はい。2025年大会の優勝クラブで、今大会は連覇を目指しています。ここまで2回戦で栃木シティに0-2、3回戦で松本山雅FCに0-1と、いずれもアウェイで無失点勝ちしてきました。
Q. テレビ中継はありますか?
A. フジテレビNEXT(録画)、スカパー!、スカパー!動画ストアで視聴できます。ルヴァンカップの1stラウンドはDAZNでの配信対象ではありません。
Q. この試合の後の日程は?
A. 10月31日(土)14:00にJ1第13節・水戸ホーリーホック戦(アウェイ)、11月8日(日)14:00にJ1第14節・FC町田ゼルビア戦(アウェイ)と続きます。11月21日にはホームで横浜F・マリノスとリーグ戦でも対戦します。
まとめ
- 10月28日(水)19:00、ニッパツ三ツ沢球技場でルヴァンカップ1stラウンド4回戦
- 1試合制。引き分けはなく、延長30分→PK戦。VARもなし
- 勝てば11月11日開幕のプライムラウンドへ。抽選は翌10月29日
- 広島は2025年大会の王者。2回戦・3回戦はいずれもアウェイで無失点勝ち
- これでルヴァンカップ3試合連続アウェイ。今回が初のJ1同士の対戦
- マリノスは10月のリーグ戦4試合がすべて引き分け。ただしカップ戦は3連勝
- 会場は日産スタジアムではなく球技専用のニッパツ三ツ沢
- アレーの出場停止は消化済み。川村拓夢の状態は未発表
- 10年前、浅野拓磨が広島のホームで最後に戦った相手も横浜F・マリノスだった
※J1の順位・成績は2026年10月25日の第12節終了時点。日程・会場・放送予定は変更される場合があるため、Jリーグ公式および各クラブ公式サイトで最新情報をご確認ください。
あわせて読みたい関連記事
- 【広島サポ向け】ニッパツ三ツ沢球技場 遠征ガイド|新横浜から地下鉄3駅、1泊2日プラン
- 【J1第12節レビュー】広島 4-0 清水
- 【ルヴァン杯3回戦レビュー】松本山雅 0-1 広島
- 【ルヴァン杯3回戦プレビュー】松本山雅 vs 広島
- 【ルヴァン杯2回戦レビュー】栃木シティ 0-2 広島
- VARとは?仕組みと4つの対象を初心者向けに解説
- 広島遠征費用ガイド
- サンフレッチェ広島 観戦・遠征ガイドまとめ
最新のJリーグ順位表
最新の順位表を読み込み中...

