【J1第7節レビュー】広島 6-1 セレッソ大阪|鮎川峻がハットトリック、今季最多6発で4位浮上

J1第7節 広島6-1セレッソ大阪 スコアボード 試合・レビュー

J1第7節、サンフレッチェ広島はホームのエディオンピースウイング広島でセレッソ大阪と対戦し、6-1で大勝しました。前半だけで3得点と試合を決め、後半もペースを緩めず今季最多の6ゴール。先発起用に応えた鮎川峻がハットトリック鈴木章斗が2得点と攻撃陣が爆発しました。前節・岡山戦の今季初黒星から中5日、27,165人の前で見せた完勝を振り返ります。

J1第7節 広島6-1セレッソ大阪 スコアボード
前半3-0で試合を決め、後半も3点を追加した

試合結果

項目内容
大会明治安田J1リーグ 第7節
日時2026年9月12日(土)19:00
会場エディオンピースウイング広島(ホーム)
結果サンフレッチェ広島 6-1 セレッソ大阪(前半3-0)
入場者数27,165人
天候晴、気温28.5℃、湿度75%
主審セサル・ラモス

得点経過

広島6-1セレッソ大阪 得点経過タイムライン
前半10分の先制から、止まらなかった90分
時間得点者スコア
前半10分鈴木 章斗(広島)1-0
前半18分鮎川 峻(広島)2-0
前半45+3分鈴木 章斗(広島)3-0
後半10分中野 就斗(広島)4-0
後半12分鮎川 峻(広島)5-0
後半35分鮎川 峻(広島)6-0
後半45+1分上門 知樹(C大阪)6-1

試合の振り返り

① 立ち上がりから主導権、前半で勝負を決めた

前節・岡山戦で前半10分と21分に失点して自ら苦しくなった広島にとって、この試合の入りは真逆でした。前半10分に鈴木章斗が先制し、18分には鮎川峻が続いて2-0。さらに前半アディショナルタイムに鈴木がこの日2点目を決め、ハーフタイムを待たずに試合の行方をほぼ決めてしまいました。

前半のシュート数は広島12本に対しC大阪2本。ガウル監督は試合後、立ち上がりからアグレッシブにボールを握って主導権を支配し、正しい時間帯に狙い通りのゴールを重ねられたと振り返っています。前節の反省がそのまま形になった45分でした。

② 鮎川峻のハットトリック、待ち続けた男の一日

この日の主役は間違いなく鮎川峻でした。前半18分、後半12分、後半35分と3ゴール。チームの離脱者が出たことで巡ってきた先発のチャンスを、完璧な形でものにしました。

ガウル監督は起用理由について、出場機会に恵まれない悔しい時期があっても腐ることなく毎日の準備を続けていたと語り、先発起用に迷いはなかったと明かしています。そのうえでハットトリックは彼自身が自らの手で引き寄せた必然の成果だと評価しました。途中出場でインパクトを残し続けた積み重ねが、この日の3発につながっています。

③ 4人がゴール、得点源が広がった

この試合、広島の6得点は鮎川峻3・鈴木章斗2・中野就斗1という内訳。しかも中野はこの日、ウイングバックではなく3バックの右センターバックとしての出場でした(ウイングバックは新井直人と東俊希)。最終ラインの選手が後半10分に4点目を決めたという事実は、チーム全体が高い位置まで押し上げられていたことの表れです。

チームは負傷者にも悩まされています。クラブは9月10日、山﨑大地が9月8日に左膝の手術を受け、全治10ヶ月と発表しました(手術名は前十字靭帯再建術・前外側構成体補強術。天皇杯2回戦・沖縄SV戦での負傷)。ガウル監督は試合前日、この離脱をチームにとって非常に痛いと語っていました。それでも控えていた選手たちが結果で応えた——この6得点には、そういう意味もあります。

注目すべきは、セバスティアン・アレーがこの日メンバー外だったこと。前節までチームの起点となっていた1トップを欠きながら6得点を奪った事実は、特定の選手に依存しない攻撃の形ができつつあることを示しています。シュート19本という数字も、前節の18本が2得点に終わったのとは対照的でした。

スタッツ比較

項目広島C大阪
得点61
シュート19(前半12/後半7)8(前半2/後半6)
コーナーキック94
オフサイド12
イエローカード01

前半はシュート12対2と一方的。後半はC大阪が6本を放ちましたが、広島は90分を通して警告0と、規律を保ったまま押し切りました。前節・岡山戦はシュート18本で2得点。同じくらい打った試合で結果が正反対になったあたりに、決定機の質の差が表れています。

選手採点(編集部)

広島6-1セレッソ大阪 選手採点 先発XI
鮎川と鈴木の前線コンビが試合を壊した

MOMは鮎川峻(23)。3ゴールという結果がすべてです。2得点の鈴木章斗(10)も高評価。9月10日に8月度のJ1月間ベストゴール受賞が発表されたばかりで、その勢いがそのまま出た形です。中野就斗(15)は右センターバックとして最終ラインを支えながら、ゴールまで記録しました。GKは大内一生ではなく大迫敬介(1)が先発し、失点はアディショナルタイムの1点のみ。ほぼ完璧な試合運びでした。

途中出場の選手

選手出場採点
37 キム・ジュソン46分〜(佐々木と交代)6.5
8 川村 拓夢62分〜(加藤と交代)6.5
14 松本 泰志62分〜(川辺と交代)6.5
32 越道 草太68分〜(中島と交代)6.0
46 野口 蓮斗81分〜(鮎川と交代)6.0

※採点はあくまで編集部の主観です。楽しみ方のひとつとしてご覧ください。

順位への影響

この大勝で広島は7試合を終えて4勝2分1敗・勝点14で4位に浮上しました。特筆すべきは得失点差+13で、これは首位・FC町田ゼルビアと並ぶリーグ最多タイの数字です。敗れたC大阪は勝点10で10位となりました。

順位チーム勝点成績得失点差
1FC町田ゼルビア175勝2分0敗+13
2ヴィッセル神戸165勝1分1敗+6
3柏レイソル155勝0分2敗+3
4サンフレッチェ広島144勝2分1敗+13
5FC東京144勝2分1敗+5
10セレッソ大阪103勝1分3敗-5

※順位は2026年9月13日時点(第7節終了時)のものです。首位との勝点差は3。射程圏内に捉えたまま、次節を迎えます。

よくある質問(FAQ)

Q. 試合のスコアと得点者は?

A. 広島が6-1で勝利しました。得点者は鮎川峻(前半18分、後半12分、後半35分のハットトリック)、鈴木章斗(前半10分、前半45+3分の2得点)、中野就斗(後半10分)。C大阪は後半45+1分に上門知樹が決めました。

Q. 鮎川峻はなぜ先発だったの?

A. チームに離脱者が出たためです。クラブは9月10日に山﨑大地の全治10ヶ月(左膝の手術)を発表しています。ガウル監督は試合後、出場機会が少ない時期も腐らず準備を続けてきた鮎川を先発起用することに迷いはなかったと語り、ハットトリックは本人が引き寄せた必然の結果だと評価しました。

Q. セバスティアン・アレーは出場した?

A. この試合はメンバー外でした。先発・控えのいずれにも名前がありません。それでも6得点を奪えたことは、チームにとって大きな収穫と言えます。

Q. 次の試合は?

A. 第8節は9月19日(土)18:00から、アウェイのベスト電器スタジアムでアビスパ福岡と対戦します。日程は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

まとめ

広島6-1セレッソ大阪。立ち上がりから主導権を握り、前半のうちに3点を奪って勝負を決めるという、前節の反省をそのまま形にした試合でした。ガウル監督がほぼ完璧に近いゲーム展開と評したのも納得の内容です。

最大の収穫は鮎川峻の台頭。そしてアレーを欠きながら6得点を奪えたという事実です。勝点14で4位、得失点差は首位と並ぶ+13。上位戦線に本格的に絡んでいく態勢が整いました。次はアウェイ福岡戦。この勢いを持続できるかに注目です。

※試合内容・記録は各公式発表に基づきます。最新情報はサンフレッチェ広島およびJリーグの公式サイトでご確認ください。


数字で試合を読み解く

シュート数やコーナーキックの数は、そのままでは試合の中身を語ってくれません。xG(ゴール期待値)とは?試合スタッツの読み方を知っておくと、レビューに並ぶ数字がぐっと立体的に見えてきます。

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取材・文:Sanfrecce Focus編集部

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