J1第6節、サンフレッチェ広島はアウェイで中国ダービーに臨み、ファジアーノ岡山に2-3で敗れました。前半10分・21分と河野孝汰に立て続けに失点し、その河野に後半5分にも決められてハットトリックを献上。広島もセバスティアン・アレーと川辺駿のゴールで2点を返しましたが、あと一歩届きませんでした。シュート数は18本対8本と圧倒しながらの敗戦で、開幕から続いた無敗は5でストップ。今季初黒星となった一戦を振り返ります。

試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1リーグ 第6節 |
| 日時 | 2026年9月6日(日)18:00 |
| 会場 | JFE晴れの国スタジアム(アウェイ) |
| 結果 | ファジアーノ岡山 3-2 サンフレッチェ広島(前半2-1) |
| 入場者数 | 14,613人 |
| 天候 | 曇、気温28.7℃、湿度60% |
得点経過

| 時間 | 得点者 | スコア |
|---|---|---|
| 前半10分 | 河野 孝汰(岡山) | 1-0 |
| 前半21分 | 河野 孝汰(岡山) | 2-0 |
| 前半45+2分 | セバスティアン・アレー(広島) | 2-1 |
| 後半5分 | 河野 孝汰(岡山) | 3-1 |
| 後半19分 | 川辺 駿(広島) | 3-2 |
試合の振り返り
① 立ち上がりの2失点で試合が決まった
この試合を決定づけたのは、前半10分と21分の2失点でした。堅い守備を持ち味とする岡山に対し、広島は先にリードを許すという最も避けたい入り方をしてしまいます。試合後、ガウル監督も先制点を与えて相手の勝ちパターンに持ち込ませてしまったことがすべてだったと総括しました。
岡山はリードを奪うと自陣に全員で引いてブロックを固めてきます。それが分かっていても崩しきるのは容易ではなく、広島は前半45+2分にアレーが1点を返すのが精一杯でした。
② 河野孝汰のハットトリック、少ないチャンスを確実に
1点差に迫って迎えた後半、開始5分に再び河野孝汰に決められて3-1。この日の河野はハットトリックという完璧な仕事をやってのけました。決勝点となった3点目について、ガウル監督は連続してクロスを入れられた際のディフェンスラインのスライドとマークの受け渡しの遅れを課題として挙げています。
岡山のシュートはわずか8本。それでも3ゴールを奪ったのですから、数少ないチャンスを確実に仕留める効率の高さが際立った試合でした。
③ 数的優位でも届かなかった終盤
61分、岡山のオベルダンが2枚目の警告で退場となり、広島は残り約30分を1人多い状況で戦うことになります。その直後の後半19分(64分)に川辺駿が1点を返して3-2とし、いよいよ反撃ムードが高まりました。
しかし、そこからが遠かった。広島は後半だけで12本のシュートを放ちましたが、10人になってさらに守備を固めた岡山のゴールをこじ開けられません。最後まで走り、ゴールに向かい続けた姿勢は監督も評価していますが、結果として同点には至りませんでした。
スタッツ比較
| 項目 | 岡山 | 広島 |
|---|---|---|
| シュート | 8 | 18 |
| コーナーキック | 2 | 8 |
| オフサイド | 4 | 2 |
| イエローカード | 3 | 0 |
| レッドカード | 1 | 0 |
数字だけを見れば広島が圧倒した試合です。シュート18対8、CK8対2。それでも負けたという事実が、この日の課題をそのまま表しています。ボールを持てることと点を取り切ることは別物である——それを突きつけられた90分でした。
選手採点(編集部)

この日のMOMは川辺駿(6)。中盤で走り続け、1点を返すゴールも決めました。セバスティアン・アレー(22)も前半終了間際に反撃の狼煙となる1点を挙げています。一方で、立ち上がりに2失点した守備陣の評価は厳しくならざるを得ません。大内一生(99)を含め、3失点の責任はチーム全体で受け止めるべきものです。
途中出場の選手
| 選手 | 出場 | 採点 |
|---|---|---|
| 23 鮎川 峻 | 46分〜(新井と交代) | 6.0 |
| 8 川村 拓夢 | 58分〜(加藤と交代) | 6.0 |
| 14 松本 泰志 | 79分〜(中島と交代) | 6.0 |
| 32 越道 草太 | 79分〜(荒木と交代) | 5.5 |
| 18 菅 大輝 | 86分〜(東と交代) | 6.0 |
※採点はあくまで編集部の主観です。楽しみ方のひとつとしてご覧ください。
順位への影響
この敗戦により、広島は6試合を終えて3勝2分1敗・勝点11で5位となりました。首位のFC町田ゼルビア(勝点16)とは5ポイント差。一方、勝利した岡山は勝点10で8位まで順位を上げています。
| 順位 | チーム | 勝点 | 成績 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | FC町田ゼルビア | 16 | 5勝1分0敗 | +13 |
| 2 | ヴィッセル神戸 | 13 | 4勝1分1敗 | +5 |
| 3 | 鹿島アントラーズ | 12 | 4勝0分2敗 | +2 |
| 4 | 柏レイソル | 12 | 4勝0分2敗 | +2 |
| 5 | サンフレッチェ広島 | 11 | 3勝2分1敗 | +8 |
※順位は2026年9月6日時点(第6節終了時)のものです。
よくある質問(FAQ)
Q. 試合のスコアと得点者は?
A. 岡山が3-2で勝利しました。岡山の得点はすべて河野孝汰(前半10分・21分、後半5分)のハットトリック。広島は前半45+2分にセバスティアン・アレー、後半19分に川辺駿が決めました。
Q. 広島の無敗記録はどうなった?
A. 開幕から5戦負けなしでしたが、この第6節で今季初黒星となりました。3-0千葉、4-1浦和、1-1川崎F、0-0G大阪、3-0名古屋と来て、6戦目で初めて敗れた形です。
Q. これだけシュートを打って、なぜ負けたの?
A. 立ち上がりに2点を先行され、岡山に「守って耐える」という得意な展開に持ち込まれたためです。リードした岡山は自陣に引いてブロックを固めるため、広島はシュート18本を放ちながらも枠内で仕留めきれませんでした。少ないチャンスを決めた岡山の効率の高さが上回った試合です。
Q. 次の試合は?
A. 9月12日(土)19:00から、ホームのエディオンピースウイング広島でセレッソ大阪と対戦します。見どころはセレッソ大阪戦プレビューをご覧ください。
まとめ
岡山3-2広島。立ち上がりの2失点で相手の土俵に引きずり込まれ、シュート18本・CK8本と押し込みながら届かなかった一戦でした。数的優位になってからも崩しきれなかったことは、引いて守る相手をどう攻略するかという宿題をあらためて突きつけています。
ただ、2点を追いかけて最後まで走り続けた姿勢は確かなものでした。勝点11で5位という位置は決して悪くありません。ガウル監督も、この敗戦でこれまで築いてきたものが崩れるわけではないと語っています。次は中5日でホームにセレッソ大阪を迎える一戦。本拠地で立て直せるかに注目です。
※試合内容・記録は各公式発表に基づきます。最新情報はサンフレッチェ広島およびJリーグの公式サイトでご確認ください。
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取材・文:Sanfrecce Focus編集部
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