2026年6月6日(土)19:00、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuにて明治安田J1百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦(7-8位決定戦)、川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島が行われる。第1戦(5/30 エディオンピースウイング広島)を広島が2-1で制し1勝のリードを持って迎える大一番。広島は引き分け以上で7位が確定する一方、川崎Fは勝利して1勝1敗に持ち込み、延長戦・PK戦での逆転を狙う。広島にとってはアウェー・等々力で百年構想リーグを締めくくる最終戦。「川崎市制記念試合」として川崎側も特別な舞台を用意しており、両者の意地がぶつかる一戦となる。
試合概要
| 大会 | 明治安田J1百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦(7-8位決定戦) |
|---|---|
| 日時 | 2026年6月6日(土)19:00キックオフ |
| 会場 | Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu |
| 対戦 | 川崎フロンターレ(ホーム)vs サンフレッチェ広島(アウェー) |
| 放送 | DAZN |
| 第1戦結果 | 広島 2-1 川崎F(広島が1勝でリード) |
| 同時開催 | 川崎市制記念試合・Y.M.C.A.ハーフタイムショー |
勝ち上がり条件|広島は引き分け以上で7位確定
プレーオフラウンドの順位は2試合の勝利数の合計で決まる。第1戦を広島が2-1で勝利したため、現在広島は1勝・川崎Fは0勝。第2戦の勝敗による条件を整理すると以下の通り。
- 広島が勝利または引き分けの場合:広島の1勝が変わらず、または広島1勝・川崎F0勝のまま → 広島が7位確定
- 川崎Fが勝利した場合:両者1勝1敗の並び → 第2戦終了後に延長戦(前後半各15分)を実施。それでも決着がつかなければPK戦で順位決定
つまり広島にとっては「負けなければ7位」という有利な状況。ただし川崎Fが勝てば延長・PKにもつれ込むため、油断は禁物だ。広島は第1戦のリードを活かしつつ、アウェーの地でも積極的な姿勢を貫いて決着をつけたい。

第1戦の振り返り|広島が前半2発、川崎Fは負傷者続出の苦しい展開
第1戦(5/30 エディオンピースウイング広島)は、広島が前半11分に中村草太、20分に加藤陸次樹のゴールで2点を先行。43分に伊藤達哉が1点を返したものの、後半は無失点で広島が2-1で逃げ切った。
川崎Fにとって痛かったのは前半に負傷者が相次いだこと。中盤の核である山本悠樹が前半8分に負傷交代(河原へ)、さらに伊藤達哉も17分に負傷で一時時計が止まる場面があった。攻撃の組み立て役を早い時間に失ったことが、川崎Fの誤算となった。第2戦で山本悠樹が出場できるかどうかは、川崎Fの戦いを左右する大きなポイントになる。
シュート数では広島が17対10、コーナーキックも6対2と内容でも上回っており、広島が完成度の高いサッカーを見せた第1戦だった。
広島の現状|地域リーグ3連勝+第1戦勝利で4連勝中
広島は地域リーグラウンド終盤のG大阪戦・京都戦・名古屋戦を3連勝で締めくくり、プレーオフ第1戦の川崎F戦も制して実質4連勝と絶好調を維持している。中村草太・加藤陸次樹・鈴木章斗・東俊希・川辺駿・中野就斗と複数の得点源・アシスト源が機能しており、チーム全体の完成度が高い。
第1戦は大迫敬介がベンチ外で大内一生が先発したが、後半の川崎F猛攻を凌ぎ切った。第2戦でも安定した試合運びを継続できれば、広島が引き分け以上で7位を確定できる。プレーオフラウンドを最高の形で締めくくり、新シーズン(2026/27)に向けて弾みをつけたい。
川崎フロンターレの現状|本拠地で意地のリベンジを狙う
長谷部茂利監督2年目の川崎Fは、第1戦を1-2で落とし、後がない状況で第2戦を迎える。勝てば延長・PK戦に持ち込めるが、引き分け以下では8位が確定する。本拠地・等々力での「川崎市制記念試合」という特別な舞台で、ホームの大声援を背にリベンジを狙う。
鍵を握るのは第1戦で負傷交代した山本悠樹の状態だ。中盤の組み立ての中心である山本が万全の状態で戻れば、川崎Fの攻撃は大きく活性化する。エースのマルシーニョ、脇坂泰斗、大卒ルーキーの持山匡佑ら攻撃陣がどれだけ広島ゴールを脅かせるかが反撃の生命線となる。
注目の対決ポイント3つ

① 広島の「リードを守る試合運び」
広島は1勝のアドバンテージを持つため、引き分け以上で7位が確定する。第1戦の後半に見せたような集中した守備で川崎Fの攻撃を跳ね返し、隙あらばカウンターで追加点を狙う展開が理想だ。ただし「引き分け狙い」で守りに入りすぎると、川崎Fのペースに飲まれるリスクもある。ガウル監督がどのような試合運びを選択するかが注目される。
② 山本悠樹の状態 vs 広島中盤
第1戦で前半8分に負傷交代した川崎Fの司令塔・山本悠樹が、第2戦で復帰できるかが大きな焦点。山本が万全なら川崎Fの攻撃は組み立ての精度が上がり、広島中盤(川辺駿・新井直人ら)との主導権争いが激しくなる。逆に山本を欠けば、川崎Fは攻撃の起点を作りにくくなり、広島が中盤を支配しやすくなる。
③ アウェー・等々力での精神力
「川崎市制記念試合」として満員に近い等々力の大声援の中、広島がどれだけ平常心を保てるかが問われる。リードしている側のプレッシャーもあり、メンタル面のタフさが重要になる。第1戦で勝利した自信を持って、アウェーの雰囲気に飲まれずに自分たちのサッカーを貫けるかが7位確定への鍵だ。
広島の注目選手
中村草太(FW):第1戦で先制弾を決め、地域リーグ終盤からゴールを量産中。第2戦でも先制点を奪えば、試合を大きく優位に運べる。
加藤陸次樹(FW):第1戦で追加点。地域リーグのG大阪戦・京都戦・名古屋戦から得点を重ねる絶好調のフィニッシャー。
川辺駿(MF):中盤を統率する司令塔。山本悠樹との中盤対決を制し、広島がボールを支配できればゲームをコントロールできる。
川崎フロンターレの注目選手
マルシーニョ(FW):圧倒的スピードを誇る左サイドアタッカー。広島の右サイド守備にとって最大の脅威。一発のカウンターで試合を動かす力がある。
脇坂泰斗(MF):攻撃の司令塔。セットプレーのキッカーとしても重要で、広島はFK・CK時に警戒が必要。
山本悠樹(MF):第1戦で負傷交代した中盤の核。復帰すれば川崎Fの攻撃が活性化する。状態が最大の焦点。
Sanfrecce Focus の予想と見どころ
第1戦を2-1で制した広島が、1勝のアドバンテージを持って臨む第2戦。広島は引き分け以上で7位確定という有利な状況にあり、地域リーグ終盤からの好調も継続している。一方の川崎Fは本拠地・等々力で意地のリベンジを狙うが、山本悠樹の負傷という不安要素を抱える。
広島が勝つ(あるいは引き分けに持ち込む)シナリオは、第1戦同様に早い時間帯に主導権を握り、隙あらば先制点を奪うこと。先に得点できれば川崎Fは2点が必要になり、より一層攻撃に出てくるため、広島はカウンターのチャンスが増える。逆に川崎Fに先制を許すと、ホームの勢いに乗られて苦しい展開になりかねない。
百年構想リーグの締めくくりとなるアウェー最終戦。広島が第1戦の勢いそのままに、等々力で7位を確定させ、来る2026/27シーズンへ最高の形で繋げられるか注目したい。アウェーの地でも、広島サポーターの声援が選手たちを後押しする。
取材・文:Sanfrecce Focus編集部
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